負債 | 法律上の債務
負債とは、借入金や買掛金など、いつか誰に返済しなければならないと言う、「法律上の債務」であるとイメージしていただいても、だいたいは問題ないのですが、厳密にいったらこれは間違いなのです。というのは、実際に貸借対照表を見ていただけると分かると思うのですが、貸借対照表の負債の部には借入金や買掛金などの法律上の債務以外にも未払費用や引当金といった法律上の債務ではないものものまでもが貸借対照表の負債の部の計上されているからなのです。
ではなぜ引当金のような法律上の債務ではないものまでが負債として計上されるのかと言うと、これらは法律上の債務ではないのですが、将来かなり高い確率で何らかの支払義務を企業にもたらす可能性が高いためなのですよ。なので、未払費用や引当金は、借入金や買掛金のように法律上の債務ではないにしろ、将来企業になんらかの支払義務をもたらす可能性があるという点では、法律上の債務である借入金や買掛金とかなり近い性質をもっているといえるのです。
したがって負債の本質を法律上の債務ではなく経済的な負担であるととらえることによって、これらは当然貸借対照表の負債の部に計上されなければならないものとなるのですよ。なので、つまり負債とは、ある特定の経済主体が負っている経済的負担であって、貨幣額で合理的に測定できるものであると概念づけられるいうことなのです。負債とは、返済期間によって、流動負債と固定負債に分けられるのです。
そして、返済期間が1年以内のものを流動負債で、1年を超えるものを固定負債としているのです。流動負債には、買掛金や、支払手形、短期借入金、未払金、未払法人税等、賞与引当金などがあるのです。そして、固定負債には、長期借入金、社債、退職給与引当金などがあるのです。
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